書籍
アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)伊坂 幸太郎
伊坂作品としは上出来
賛否が分かれますが、彼と同世代の作家にくらべて、
ちゃんと深い内容になっている作品でした。
キザな文体は好みによるでしょうが、
私はそんなに気にならなかったです。
ただ、この物語の本質が本当に理解できず
「つまらない」と評価された方は、読み方が足りないと思います。
軽い物語でありながら、同じアジア人に対して
何故日本人は、抵抗を感じるのだろう?
事件の前と後で
ペットショップの店長の意識の変化に
敏感に感じた方は、多分共感できる話だと思います。
ストーリーのうまさと青春小説の軽さ
過去と現実が並行して描かれることで
「どうなるんだろう?」という期待が強まり、
一気に読むことが出来た。
そこはストーリー展開のうまさだろう。
ただ、重くなりすぎず軽さに徹している文章は、
かえって抵抗感がある人もいるかもしれない。
自分も正直抵抗があったが、読み終わって振り返ると、
作者はミステリーの形式を借りているものの、
若い時代における夢や無念といった青春を描きたかったのではないか。
そう考えると、むしろこの軽さが程よい感じがした。
そういう意味で、ミステリーと青春ものがうまくミックスされた傑作だと思う。
展開がオモシロイ。
ネタバレになってしまうので、あまり詳しく書けないのが残念ですが、ストーリー展開がうまく練られていてオモシロイです。
主要人物の自殺という部分が、今イチしっくりときませんでしたが、それ以外はとても楽しめました。
映画も観たのですが、こちらの方も良かったです。
アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
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死神の精度 (文春文庫 (い70-1))
死神の精度 (文春文庫 (い70-1))伊坂 幸太郎
短編集のふりをした長編小説
『短編集のふりをした長編小説』と作家自らが紹介しているが、各編の関連性に留意して書いているのは最後の『老女と死神』のみで、後の4編についてはまったく関連性が認められない。作家のコメントとは裏腹に、おそらく単行本化を念頭において書いたのは最終編のみであろう。
なぜかある会社から派遣されてくる死神君は、仕事の最中はいつも雨にたたられ、人間界のミュージックが大好き。人間ではないので睡眠もとらず、ヤクザに殴られても痛さを感じないという設定。プロットというよりも、むしろ『デスノート』の死神を思わせる<なんちゃって感>を味わった方が楽しめる小説だ。
標的にした人物の死を「可とするか「不可」とするか?その基準はあいまいで定かではなく、あくまでも死神とターゲットとのちょっとずっこけ気味の交流?が読みどころとなっている。これといったミステリーもないため、最終編にたどりつくためにはある程度の忍耐力を必要とするかもしれない。「可」か「不可」といわれれば「可」かなぁ?
凄い!!
私にとってはこれが初めての伊坂作品だったのですが、本屋でぱらぱらと中を読んだだけで即購入しました。とにかく文体が凄かった。たった数ページ拾い読みをしただけで、引き込まれてしまいました。主人公の淡々とした口調、素っ気ない一人称の語り口。そんな中で主人公が発するフォーカスのあっていない台詞や思考は、とても新鮮でおもしろかったです。一話一話は完結していますが、読み進めていくと思わぬところでピースがはまってゆく書き口も巧妙でした。
著者の他の作品も気になって仕方なくなるような、一気読み必至の名著だとおもいます。
主人公はクールな死神
平積み+表紙にやられて買いましたが本当に素晴らしい作品です。音楽好きで受け答えが微妙にずれている雨男の死神千葉を中心とした短編集です。れっきとした死神の為、外見的姿形は毎回異なりますが中身は同じです。仕事は7日間対象者を調査し「可」なら死が、「見送り」なら生がそれぞれ八日目に対象者を待っています。でもこの死神、驚くほどクール。それがまた格好いい。伊坂さんの書かれる人物は個性的かつ魅力的で独創的です。また作者特有の構成力も素晴らしい。短編一話一話は勿論、全てを読み通した時、本当に作者の構成力には感服するしかありません
死神の精度 (文春文庫 (い70-1))
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ラストが…
ラストが……。かわいらしい主人公など、キャラにはそれなりに
入り込めたのですが、とにかくラストの書き飛ばし感に
涙です…。最後まできちんとお話が書かれていれば、
もっと良い作品になったように思うのですが、
残念。
残念な作品 はっきり言って、あまりにも杜撰な作品だと思います。
主人公とソレを取り巻く人々が全体的に影が薄く、設定もありがちで読んでいてもひきつけられるものがありませんでした。
そのうえ、ラストが 「え・・・なにこれ・・・・」的にぶった切ってあって・・・・。
斑鳩さんの作品は、キライではなかっただけにひどく落胆しました。ご本人は納得して出版されたものなのでしょうか?
とても残念です。
消化不良久々の斑鳩先生の新作で期待大でしたが…。昔からのファンの方には正直お薦め出来ません。折角の先生の持味、全く生かしきれてないです。あんなに不消化な作品を出版されなければならなかったのかと、何であんな作品を出されたのか、悲しみさえ覚えます。人物・設定・描写・そして強引過ぎるエンディング…。読んでて辛かったです。エッチなシーンに走る作品が多い昨今、世間的にはヌルくても読ませて下さる作家さんだっただけに、本当にガッカリでした。もう一度、昔のような生き生きとした作品が読みたかったです。余りの失望で、わたしの評価はコレになりました。飼い主はお兄様 (白泉社花丸文庫)
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しょせん発情期
しょせん発情期斑鳩 サハラ
ケダモノシリーズ第4作!
待ちに待ったケダモノシリーズ第4作!
相思相愛の裕也と妖狐の祗王。そんなある日、とんでもなくHな夢を見てしまった裕也は、翌日、祗王会うべく、美術準備室に行くが、もぬけのから。
話によれば1ヶ月間休みだという。そして何故か青竜王までが!
不安がつのる裕也の前に、ある日、二人の転校生が・・・。
とても面白かったです。祗王が失踪してしまい、裕也がとても不安になるんです。そんな姿がとても可愛らしかったですv
見所は、転校生の二人ですかね?双子なんですけど実は秘密が・・・。
裕也と祗王の愛がわかるシーンも見所です!
イラストも美麗でした!
ともかく味わいのある一巻でした。
しょせん発情期
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お兄さんは生徒会長様
お兄さんは生徒会長様斑鳩 サハラ
これではまりました!
私が斑鳩サハラ先生の小説を初めて購入したのがこの作品です。
この作品で、先生の作品にはまりました。
あれからもう10年経とうとしてます。
どこかもどかしくて、でもちょっとうらやましいなぁって思う恋愛です。
ホント お薦めです
とにかく出ている人物の誰かにはまります! 廉のチカに対する溺愛ぶり!もうどうよ!って、感じです Hシーンもカナリ事細か?で・・・ このシリーズは、マンガ化だってされてます。 絶対 読むべきです
お兄さんは生徒会長様
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学園モノで楽しいですvv
学園モノで楽しいですvv幼馴染の生徒会長・蘇芳は短い期間に次々と恋人を変える。そしてその代わり別れを告げる役をやっている生徒会書記・力也。ほんの少しの日にちの違いから力也はお兄さん役を務めていて、何かと蘇芳を守ろうとがんばっている。
しかし、蘇芳はその関係を壊したく反対に力也はその関係で自分達の関係を繋ぎとめておこうとしている。そんなときに二人の関係に変化が起こる。つい投げかけた本気ではなかった絶交の言葉が二人の関係を他人へとする。そんな時、蘇芳が本気で惚れたと。
勇に入れあげる姿を見ているのがなぜか、自分でも解らないものの心が痛む。二人それぞれの心の葛藤にもうちょっと素直になれよ。と思ったり。楽しく読めました。でも、サハラ先生のいつもの話に比べて読みにくいところが有ったような気がしたのでそこは星4つということで・・・でも、先がきになりさらさら読めてよかったです。CPが二つあり読み応えもいっぱいありました。花束なんか欲しくない (花丸文庫)
すごく萌えました
すごく萌えました?♪♪イロモノ設定のボーイズラブですが、たいへん読みやすかったので、
どなたでも入っていけると思います。
小姓ばかりが集められた「裏大奥」という舞台でのストーリー展開が
なかなかおもしろく、夜伽と任務の間で揺れる主人公・胡蝶のケナゲ
っぷりに、たいへん萌えますvvvv
『裏大奥』『性技指南役』『……殿ぉ』を使いたかったという
斑鳩さんのお言葉通り、エッチもわりと多く入っていました!
攻の寒月による、エッチの手解きは、かなり色っぽくてドキドキします。
あと、桜城ややさんのイラストもすごくイイです!
こういう時代もののイラストを桜城さんで見られるのは、
珍しいと思うので、そういう点でもおすすめです♪
突っ込みどころあれど、以前のサハラ作品?設定がパラレルな分だけ、読み物としては面白かったと思います。ストーリーの流れ自体は、かなり読者に親切(?)で、最初っから結末は見えてるんですが、だけどラストまで読みたい気にさせてもらいました。いかにも斑鳩先生らしい受け少年が、色々本人なりに頑張ってるのが嫌味にならない程度に押さえられてたのが、久々にサハラ先生、頑張られたんだな、って感じで良かったです。まだまだ、脇役達の扱いが中途半端だし、エロの傾向が少し変わったのが果たして良かったのか、エンディングもまだ安易な気もしますが、それでも良くも悪くも、斑鳩作品と言う事で。絶好調時のサハラ作品を期待の方には微妙なところですが、斑鳩先生好きの方なら、まあ一読されても大丈夫かな?私は申し訳ないんですが、何度も読み返したい感じではなかったので、この評価にさせて頂きました。でも、作者さんのご苦労の跡は充分評価出来ると思います。
楽しかった!ありがちな展開の「なんちゃって」忍者ものですが、イロモノ色は低く主人公・胡蝶が真面目で可愛いです。色男・寒月と藩主・春高の両方に惹かれてしまう辺りで戸惑い具合がナイス。寒月と春高の胡蝶を挟んでの張り合い合戦も笑えました。裏大奥でござる (ビーボーイノベルズ)
女難の男?
女難の男?唐、吐谷渾、吐蕃の3つの大国に囲まれた< スムパ>は、4つの国の連合国である。タシバールが治めるヤルタモン、ツェベル、カムサ、『女王の谷< ゲルモロン>』。ゲルモロンの女王は、王族の家系から神託で選ばれ、即位に際してヤルタモン王の妃となることになっていた。そのゲルモロン女王カウラが吐蕃にやってきて…
前巻を読んで慧が出てこないなーと思ってたら、どっかにいってたようです。しかも、今回はリジムが忙しいので、王の名代として出かける翠蘭のお守として一緒に他国へ行きます。剣の練習も再開してますます元気な翠蘭と、微妙な立場の慧。まぁ、新婚の奥様に、幼馴染の男がお守としてついてくれば微妙な立場になるのも当然かなぁ。そのうえ、今回はゲルモロンの次期女王ラトナにも振り回されてるし、ゲルモロンに出かける前に行ってた国でも姫になつかれてるし、女難の人かも…お話としては、相変わらず向こう見ずな翠蘭はおいといても、ヤルタモンの王も、カウラもラトナもみーんなみんな結構短気で行き当たりばったりな気がしますが、まぁ、いっか。今回もコバルト文庫らしくてよいなぁ
面白い!今回は同盟国との話が舞台です。四つの同盟国と、そのうちの1つ、女王の統べる国。そんな場所で起こる事件のお話です。翠蘭とリジムの関係に、ますます目を離せなくなります。面白いので、是非呼んでみて下さい!ちょっとは勉強になるかも…?風の王国―女王の谷 (コバルト文庫)
風の王国波斯の姫君―小説+まんが (コバルト文庫 も 2-28)
風の王国波斯の姫君―小説+まんが (コバルト文庫 も 2-28)毛利 志生子
脇キャラ満開
小説「波斯の姫君」、小説「しるしの石」、まんが「ジスンとシェリン」の三作。
翠蘭の元を離れ、サマルカンドを目指し旅をする慧。商人の一団と共に旅をしていたのだが、その隊商の若だんながペルシアの名家の姫君を助け、旅を共にすることになるのだが…「波斯の姫君」、吐蕃の宰相ガルと家族の物語「しるしの石」、ジスンの少女(!?)時代を描いた漫画「ジスンとシェリン」。
楽しみにしていたのですが、評価が低いのは、どれもいまひとつ…短編だというのと、脇キャラばかりなので、「おいおい、翠蘭とリジムはどこいったんだよー」といいたくなります。しかも、どれもたいしたエピソードでもなく…かなり物足りない。表紙も、どっちもジスンってことでしょうか???はやく本編の続きが読みたいです。でも、風の王国ファンには、「おお、慧久しぶりー!やっぱり、女で苦労してるなぁ」なんて、楽しめる一冊です。脇キャラ派の人にはおすすめです。
風の王国波斯の姫君―小説+まんが (コバルト文庫 も 2-28)
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風の王国―河辺情話 (コバルト文庫)
風の王国―河辺情話 (コバルト文庫)毛利 志生子
慧のその後
翠蘭の許を離れ、赤兎とサマルカンドへ出発した慧。シャンシュン国で案内人のカロンを得、北野町タシガシにたどり着いた慧たちは、偶然、少年セギンを助け、彼の家が営む『塩商人』の官符(領主が発行した認可証)をめぐる騒動に巻き込まれることになる…
慧が好きな人なら面白いです。翠蘭やリジムの話を読みたい人ならほぼ関係無しなので、読まなくてもよいかも。(私も最初はやめようかと思ったし…)ヒロインのウィシスが、かなり前向きで強いです。後は、慧は女性にもてるのか、もてないのか、微妙なとこですね、そこがよいのでしょうか?
思いっきり番外編
吐番で翠蘭の護衛官を務めていた慧の話、ー河辺情話ー。
本編主人公である、翠蘭とリジムはまったく動く人物としてでてきませんでした。(名前だけちょろっと・・・)
なのであの夫婦しかいらん!という人は、お金に余裕のある時で大丈夫です^^
本編とリンクしていますが、ー女王の谷ー以降ならいつ読んでも大丈夫、てくらいあくまで「慧の話」。(赤兎も結構でます)
今回慧メインということで、大活躍してます!
塩商人という職をあの手この手で奪おうとする相手から、権利を守ろうとする少女ウィシスの意地はすごい!
成り行きでウィシスの側につく慧達です
どんなにひどい仕打ちをうけても、明るく前向きな考えのウィシスの側にいると慧は素直でいられる。
慧という人物がかなり描かれている話となっています(^^)
一つの話としても楽しめますよ!
凛としてていい感じ
サブタイトルの「河辺情話」は、ちょっと”なよっ”って感じだけど、
今回のヒロインのウィシスも、どこか翠蘭似の凛とした娘さんで、しっかり者で、働き者で、他人に甘えたりしなくて、それでいてちょっと間抜けで、慧の方は、フツーにどこまでもやさしくて、本当にいい話です。本編の方も期待してます。
風の王国―河辺情話 (コバルト文庫)
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